人物
千春ちはる
被差別種族“血種”の娘。
育ての親を失くし、心無い人の主のもとで奴隷同然の生活を送っていた。
不愛想かつ厭世的。

詩織しおり
イカルガの一流華族、蘇芳家の令嬢。
家柄を認められ“皇”に輿入れする身となる。
嘘をひどく嫌う。

三越みつこし
蘇芳家の古株の庭師。
“血種”が邦を治めていたころのことを知る。物腰穏やかな老人。

深守みかみ
“皇”の侍従、露払いと呼ばれる武人の片割れ。右の銘を頂く。
剣術の手練れであり、陰に日向に“皇”の懐刀となる。

すめらぎ
イカルガを統べる金の髪の異人。
人前に姿を見せることをせず、皇居の奥に籠っている。

秋津あきつ
蘇芳家の元使用人。